2015年を終えるにあたって

 間もなく今年も暮れようとしています。今年1年間にお世話になったすべての方々に心から感謝申し上げます。私にとってこの1年は短いながらも様々なことがあった52歳の1年でした。一五にして学を志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る。論語の教えとしてあまりにも有名な言葉ですが、自分自身を振り返り、曲がりなりにもこのような人生を送れてきたのではないかと密かに思っております。
十五歳の中高生時代に書を読み学ぶ楽しみを知り、政治の道を志し、二十九歳の折に市議会議員に初当選。その後その道を突き進み、三十九歳で県議会議員に当選。この道を志した時からの念願であった衆議院議員に四十一歳で初挑戦、四十五歳で実現。そして五十歳を機に林住期に入ることを決意して、「山遊海想」の実践生活に入らせていただきました。今は平穏に日々を送りながら、この後は、「六十にして耳順う。七十にして心の欲するところに従い矩を超えず」という次なる遊行期には無為自然=大宇宙、内なる宇宙に耳を傾け、外なる宇宙に溶け込む その境地を目指してまいります。