ようこそ。昭和レトロ 青山仮議員宿舎へ

 新年あけましておめでとうございます。旧年中のご指導ご鞭撻に改めて心から御礼申し上げます。今年もどうかよろしくお願い申し上げます。
 さて、この間東京では「ホームレス議員」状態であちこちの泊まり歩く日々を送っていましたが、ようやくこのほど宿舎入りがかないました。今日朝の駅頭演説終了後地元を発ち、昨年末の臨時国会終了後初めて上京しました。今回割り当てられた「青山仮議員宿舎」に初めて入り、ガス引き込みの立ち会いなどすませました。しかし、さすがに昭和37年築とあって一応畳が新調され、壁も塗り替えられてはいますが、かなりの古さです。なにせドアというものは入り口だけで六畳二間の中はすべて引き戸で、障子や襖もきっちりとは閉まりません。中にはいったいこれは何のためにあるのかわからないようなさびた鉄板の扉が壁にあったり、何に使えばよいのかよくわからない空間などもあります。もちろんお風呂もユニットバスであるはずがなく昔ながらの旧式ですが、もともとレトロ趣味の私でありますから不便ですが(洗面台に電源がなく鏡を見ながらドライヤーなどは使えません。)40年ほど前の少年時代を過ごした今はもう存在しない我が生家を思い出させてくれて、とても気に入りました。しかし、当たり前ですが備品はほとんどありませんので、歩いて二〇分の雑貨屋にこの日だけで三回も大きな荷物を両手にもって買い出しに行きました。寝るだけは何とかできるようになりましたが、未だ冷蔵庫や洗濯機もありませんし、もちろんテレビ、ラジオもありません。冷蔵庫とラジオだけは何とか入れたいとは思いますが、テレビは不要。洗濯機も手洗いでと決意。当面は高度経済成長時代の三種の神器に頼らないこのささやかな昭和レトロ生活を続けたいと思っています。

 それではしばし衆議院青山仮議員宿舎「昭和レトロ写真館」をお楽しみください。ご案内は、ここの住人吉川まさしげです。

昭和37年築(私の生まれる1年前)今も健在。小学校の校舎のよう。

館内廊下はまるで工場内部に似ています。

部屋玄関入り口 左のガスや電気のメーター収納ボックスもすべて木製です。

まさに昭和モダンの雰囲気を伝えるレトロな郵便受け

それではどうぞお入りください。

これも年代物(物置の扉のノズルです。)

少年時代に過ごした今はなき実家にそっくり。とても寒いお風呂場です。しかし、ユニットバスよりずっと味があります。

これ以上閉まらない風呂場への引戸

台所の足下にある正体不明の窓と錆落ちた鉄板の小窓