COP10閣僚級会合開幕

10月27日名古屋で開催されている日本で開催されるものとしては今世紀最大の規模となる「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)の閣僚級会合が始まりました。衆議院環境委員会のメンバーとともに開会式に参加するとともに、欧州議会環境・公衆衛生・食品安全委員会代表団との意見交換会にも参加させていただきました。今回の最大の論点は、遺伝子資源を使って開発された医薬品などの利益を産出国である途上国にいかに配分するのかとその開始時期をいつからにするのかについて先進国との深刻な意見の対立が未だ解消されていないことです。この会議の最終議定書に合意ができるのか、今日まで事務レベルで連日深夜までぎりぎりの折衝が続いてきました。今日から始まる閣僚級会合でなんとしても両者の折り合いをつけるべく議長国の日本がイニシアテチブを発揮されることが期待されています。欧州議会の議員ともこの点について、活発な意見交換をさせていただきました。 松本環境大臣の開会宣言
  EU議員との意見交換に参加
 中央がEU議会環境委員長のライネン委員長(ドイツ)
 左からランヘ委員(オランダ)、吉川、セーバー委員(オーストリア)、ベリエ委員(フランス)