被災地宮城へ

5月11日に被災地宮城県石巻市仙台市を訪れました。衆議院環境委員会のメンバーで特に災害廃棄物の対策をいかに進めるかの議論が進められている中で、一刻も早い政策実行を行うために現地の実情を把握するべく今回の視察となりました。実際の被害状況はテレビや新聞だけでは伝わらない想像を絶するものでした。地元自治体ではとても手に負えない状況がつぶさに見て取れ、国が廃棄物処理に全面的に取り組むべきことがはっきりしました。

石巻市長から被災状況について説明を受ける。瓦礫・廃棄物は通常の100年分に相当するという。国の補助・支援は不可欠だ。


石巻漁港の全景。被害の凄まじさが分かる。


避難所の仮設風呂。被災者は一週間に一度しか入れないという。風が強く、すぐに吹き飛ばされてしまう。


水産物の冷凍倉庫。津波と停電で冷却機能が止まり、中の海産物がすべて腐って、凄まじい腐臭が漂っている。


腐敗した海産物は廃棄処理されるが、量が多く、遅々として進まない。


仙台市内の概観。瓦礫の撤去は始まったばかりで、2カ月間このままの状態となっている。