母校が高校野球大会出場辞退

天理高校夏の高校野球大会の出場を辞退しました。春のセンバツには甲子園に応援に行くことができず、この夏こそは時間を見つけて同窓生や家族で応援に行こうと楽しみにしていました。卒業生の一人としてこんな残念なことはありません。テレビのニュースで私自身と長女の恩師でもある飯降校長先生が謝罪される姿を見て、悲しさと怒りで思わず涙が出ました。「天理高校の卒業生であることを生涯の誇りとしてほしい」これは今年3月に長女の卒業式で校長先生が卒業生に贈られた最後のお励ましの言葉でした。この言葉に多くの卒業生が感極まって涙し、私もはからずももらい泣きしてしまいました。多くの卒業生が、今この瞬間も母校天理を誇り思い、母校の名誉のためにそれぞれの立場でがんばっています。今回の不祥事はすべての学校関係者の努力と思いに泥をかける許し難い行為です。おそらく日常的に行われていたと考えられる上級生の下級生への暴行を近くで見ていたはずの監督、部長、寮長の責任はきわめて重大で、記者会見で単に「保護者、被害者、全部員」だけに対してにお詫びするとの監督の発言はきわめて不十分です。校長先生が真っ先に彼らを解任する決断をされたのはせめてもの救いでした。再発防止を祈るばかりです。