政権交代選択は本当に間違いでしたか? その1 予算編成過程と税の無駄使い編

 政権交代後2年半が過ぎました。特に近頃は「前の総選挙で民主党に投票したのにだまされた!」とのお叱りを電話、手紙、街頭でたくさんの方々からいただいておりますが、決してそんなことはありません。新聞やテレビがほとんどお伝えいただいておりませんが、この2年半の間に、自民党政権では絶対できなかったことが実はたくさん実現していますし、今も進んでいます。もちろんお約束のうち実現できていないこともまだまだあることは事実ではありますが、少なくとも政権交代選択が間違いであったということはありません。まず、予算の編成過程が大きく様変わりしました。私たちは政権交代後ただちに国の政治に初めて事業仕訳という新しい手法を取り入れました。自民党政権下での官僚と族議員の密室談合ではなく公開の場で税金の無駄遣いを議論し、その使い道を決めるというやり方は自民党政治では考えられなかったことです。この手法を取り入れることで、特殊法人独立行政法人などのうち、官僚の天下り団体としか機能していないような団体を政権交代後2年半で102法人から65法人に約4割削減することをすでに閣議決定し、実施に向けて取り組みを進めています。国の隠れたもう一つの財布と揶揄され、その不透明が批判されてきた特別会計政権交代後、17から11に削減し、その勘定高も半減させていただくことも閣議決定がなされました。また、先般の国会で国家公務員の給与を役8パーセント削減も実現いたしております。これだけでも自民党政権では決してできなかったことばかりです。これらの新しい取り組みにより、この2年間で新たに17兆円の財源を捻出し、これらを医療、教育、子育てなど国民生活に振り替える予算の組み替え作業をこの間粘り強く行っております。具体的それぞれどのように変わったのかは次回以降順次ご報告いたしますが、とりあえず入口の時点でこれまでと180度変わっていることはご理解いただけたのではないでしょうか。 王寺駅前で政権交代で何が変わったのかを訴える吉川まさしげ