臨時国会スタート。新たな段階に入った日本の政治

 参議院選挙後の臨時国会が7月30日から始まり、ほぼ1ヶ月半ぶりに上京。残念ながら「ねじれ国会」となってしまったが、これも国民の審判であるので、正面から受け止めなければならない。一方で、それでは今回の国民の審判が、「自民党に政権を戻すべきかという判断だったのか。」というとそうでもないということが各種世論調査が物語っている。二大政党制となれば、今後このようなことが頻繁に起こることになるのだろう。日本の政治もいよいよその段階に入ったと言うことか。そうであるならば、今回の事態を持って、これまでのような与野党の全面対決で、「隙あらばすわ政局に!」というのではなくて、国民生活にとって本当に必要な政策は何かということを公開の国会という議場で与野党で真剣に議論を積み重ねて、政策を作り上げていくという最低限のルールを確立する機会にしなければ日本の政治にとってきわめて不幸なことになると痛感している。