民主党代表選挙スタート

本日民主党代表選挙告示日を迎え、菅直人氏と小沢一郎氏が立候補することになりました。一部には両者の激突は避けるべきだとの意見もあったようですが、私自身は、選挙になって本当によかったと思います。党内の2つの大きな潮流を代表されるお2人が互いに政策をぶつけ合い、民主党が今後目指すべき方向を国民の目前で堂々と語りあうことこそが、今もっとも必要なことだと思うからです。一方で、私は、今回のことは、民主党が抱えていた根源的な矛盾が、これまで「政権交代」という一点で封印されていただけで、それが必然的に顕在化した結果ではないかと考えています。確かに、かつての自民党田中派の流れを継承する小沢流の力の手法と、私も当時賛同して菅直人氏らとともに結党に参画した、旧民主党結党のスローガン「市民が主役の政治」とは大きく異なり、どちらが今の国民生活を守るためにより必要か、いずれ決着されなければならないと思っておりました。そういう意味でも民主党が本当に自民党に代わる「リベラル」政権党に脱皮するために避けて通れない通過点であり、両者の激突は歓迎します。党分裂の危機との指摘もありますが、私ははむしろ真の二大政党制に向けた分裂と再編ならばその方向もやむなしと率直に思います。私の事務所にも今、代表選挙に関して連日様々なご意見をお寄せいただいております。両候補の政見がまもなく発表されます。じっくりと精査し、支持者の皆さんのご意見もできるだけ多く伺いながらいずれに投票するか決しようと思っております。