都内で被災。恐怖とその後の被害に驚愕する。一刻も早い人命救助を。

 震災のその瞬間は、帰郷直前で都内におり、震度5強の揺れを体験しました。これまでの地震は、一瞬で終わることがほとんどでしたので、横揺れが続き、もう収まるだろうと思ってもそれがだんだん大きくなり、この世の終わりかと思うほどでした。地下1階でもこのような状態でしたから、震源地近くでは相当な被害が出ると直感しましたが、まさかここまでとは信じられません。帰郷をあきらめ、人でごった返す歩道を3時間かけて宿舎まで徒歩でたどり着くと、部屋の中はひっくり返したようにものが散乱、壁にはひびがはいり、本棚は倒れ、食卓も壁にぶち当たり、冷蔵庫の扉が開いて中のものがすべて床に落ちていました。
 土曜日に何とか帰郷でき、早速、民主党奈良県連の緊急役員会を開催し、今後の対応を協議。その後直ちに奈良県庁に赴き、川端危機管理監と面会。すでに奈良県から消防と医療の救援チームが現地に向かっていることを確認。今後の被災者支援と受け入れについて意見を交わしました。
 本日再び上京し、民主党地震対策本部の総会に参加、家族がなくなったり、行方不明になっている同僚議員方が何人もいらっしゃるとのこと。我々が現地に入って、救援活動を行う体制に未だないとのことで、今できる義援金の活動と、救援物資の収集に全力を挙げることが確認されました。被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げるとともに一刻も早い生存者の救出を願わずにはおれません。