前途多難な復興作業

今日は、環境部門会議の委員会に出席し、震災復興支援対策についての議論に参加しました。途方もなく大量に出ている廃棄物の扱いについて、現行法上、自動車や船舶などは所有権の関係から行政が勝手に処理できず、所有者の承諾が必要となっています。所有権放棄が確認されれば話は別ですが、借金での漁船購入の場合がほとんどで当事者が簡単に所有権放棄ができる状態ではなく、破損程度の確認も前提とのこと。そもそも所有者自身が被災しており、行方不明の方も多いと言います。今、夜を徹して行われている生存者の捜索や、遺体の発見と埋葬が済めば、直ちに廃棄物などを片づけられると言うことではなく、法的な面1つとっても、復興は前途多難であることを実感しました。