ついに障害者虐待防止法成立す!

 昨日、国会でこの間私もその議論に積極的にかかわらせていただいてきた「障害者虐待防止法」が可決成立しました。奈良県広陵町内で起こった大橋製作所事件では、雇用されていた障害者が日常的に虐待され、さらに年金手帳や預貯金までもが経営者によって不当に使われていたという許しがたい行為が行われながら、長期間わからなかったという事例でした。このようなことを今後防止するために何が必要なのかをこの事件を検証する形で、実際の被害者からも直接話を聞きながら進めてきました。今回の法律で早期発見のための実効的な手段が明記されると共に、国地方自治体の責務の明確化、通報の義務、通報者に対する不利益処分の禁止、障害者自身の届出制度、被害者の居住の確保などが盛り込まれました。早速今朝、この件でさまざまなご意見をいただいてきた、社会福祉法人ひまわりを支える会の総会で法律の説明をさせていただきました。参加者の皆さんからも「ほんとうによかった」「この法律を生かして一人でも多くの仲間を救おう」との声が上がりました。