福島第一原発20キロ圏内に入る

去る8月1日に衆議院環境委員会のメンバーで福島原発20キロ圏内に災害廃棄物の現状について、調査に入りました。他の地域ではガレキ処理は相当進んでおり、今や町中ではさすがに船舶や自動車、家屋の残骸などはほとんどなくなっていますが、ここは今も震災直後とほとんど変わっていないのではないかと思います。当然ながら人は誰もおらず、廃墟と化した町並み、電柱も傾き倒れたままの状態で、離された牛の群れや犬たちが放浪していました。福島第一原発の煙突が見えるところまでくるとガイガーカウンター放射線量が見る見るうちにどんどん上昇。やはり、この地の復興は前途多難であることを実感しました。今、放射線汚染された廃棄物の処理についての緊急対処のための法律の制定に向け、与野党の協議を行っています。今も、福島県の副知事と福島市長らとの意見交換会に参加してきました。一刻も早く、国の責任で処理を進めてほしいとの強い要望をいただきました。
あの低い山のすぐ裏に福島第一発電所がある