障害者基本法抜本改正出前報告

  9月4日田原本町福祉作業所にて   9月8日香芝市手をつなぐ育成会にて
先の国会の終盤にようやく懸案であった障害者基本法改正法が可決成立しました。今回の改正は、障害者権利条約の批准に向けて国内法の整備を行う一環という意味合いも込めての大幅な見直しがなされました。特にこの法案の作成に重要な役割を果たしたのが、政府部内に設置された障害者制度改革推進会議で約20人のメンバーの過半数は、障害をもつ当事者やその団体の代表が占め、これまでになく活発な議論がなされてきました。その中で、これまでの基本法の目的や定義を含む基本的考え方を180度改めることになりました。これまで障害は医学的観点からのみとらえられてきたものを社会的障壁という視点も含めてとらえることになり、国や公共団体のその社会的障壁を取り除く責務を明記した点が重要です。