寒さいよいよ本番。ガソリン価格の行方は。

35年間も続けられている本来の税率の2倍のガソリン暫定税率の扱いが大きなテーマになっており、私も駅頭で連日この問題を訴えています。この議論は、単にガソリン価格を今より1リットルあたり25円値下げするかそのままかといった表面的な議論にとどまってはならないと考えています。これまでのガソリン税が何処にどれだけ使われて、どの道路が造られてきたのか、その道路を造る必要性が本当にあったのか。現実に現場を検証してその継続の是非を論じなければならないと思います。「この制度をなくせば道路ができなくなってしまう。」との与党の反論はでたらめです。私達は、道路整備が必要でないなどといったことは一度もありませんし、むしろ通学路などの生活道路の整備は依然として後回しになっているのではないかと考えています。むしろ必要性のないところに巨大な道路を造ったりしていること、そしてそれに莫大なガソリン税が使われていることがあるとすればそれはもう止めようではありませんかと申し上げているのです。道路整備の他にも国民生活にとって重要な政治課題は多数有ります。教育しかり子育て、福祉、年金など...。でもこれらの項目には、1円たりとも「暫定税率」もなければ「特定財源」もありません。この議論は、日本の財政そのもの、そして予算のあり方そのものを問うもので有り、これを避けては、行財政改革などありえないと考えます。